地震が続く十島村の悪石島に鹿児島市立病院から派遣されていた看護師が現地から戻り、島民へのケアなど活動を報告しました。
悪石島に派遣されていたのは、鹿児島市立病院の永尾香織看護師です。永尾さんは、今月8日に悪石島に入り、常駐する看護師のサポートや、島民の心身のケアなどにあたり、きのう13日、鹿児島市に戻りました。

活動中、避難所となっているコミュニティーセンターにカフェも設置しました。そして相次ぐ地震で心身ともに疲労が蓄積している島民や、支援のために島に入っている関係者にお茶を提供して、会話や憩いの場をつくることに取り組んだということです。
(鹿児島市立病院 永尾香織看護師「『話しが出来て良かった』『また来る』と。地震とは関係のない話しをして、家族の話をすると笑顔になり、その時は地震のことが頭から離れたのでは」
トカラ列島近海の地震は、先月21日以降、2000回を超えています。悪石島には、おととい12日、鹿児島市から第2陣となる2人の看護師が派遣され、活動を続けています。