水の事故から命を守ろうと、夏休みを前にした小学生が、服を着たまま泳ぐ方法を学びました。

熊本県益城町の津森小学校で行われた「着衣泳(ちゃくいえい)」の授業では、1年生と2年生の児童が、服を着たままプールに入り、水着を着ている時との違いを体験しました。

津森小学校では、76年前に起きた水難事故で児童など24人が亡くなったことを教訓に、毎年、熊本YMCAと共同で命を守る水泳授業を行っています。

授業の目的は上手に泳ぐことではなく「慌てずに浮くこと」です。
児童たちは、浮き輪の代わりにペットボトルをあごの下にあてて、水に浮く方法を学びました。
1年生「服を着たままで体が重かったけん泳ぎにくかった」
2年生「こうやったら命を守れるんだなと思いました」

熊本YMCAでは、まずは水の事故を防ぐために、危険な場所には近づかないようにしてほしいとと呼びかけています。