国賓としてモンゴルを公式訪問中の天皇皇后両陛下は、さきほど政府専用機に搭乗し、帰国の途につかれました。

両陛下は日本時間きょう(13日)午後1時すぎ、首都ウランバートル郊外にある「チンギス・ハーン国際空港」に到着し、見送りに来たモンゴルのバトツェツェグ外相とあいさつを交わされました。

色鮮やかな衣装を纏った儀仗隊の間をゆっくりと歩いた両陛下は、花束を贈られ、笑顔で受け取られました。

そのあと、にこやかに手を振って政府専用機に乗り込み、日本に向けて出発されました。

両陛下は国賓として招待を受け、今月6日からモンゴルを公式訪問していて、歓迎式典や大統領夫妻が主催する晩さん会に出席されました。

また、先の大戦後シベリア抑留中にモンゴルに移送され、その後、亡くなった日本人およそ1700人の慰霊碑を訪れ、花を供えたほか、モンゴルのスポーツの祭典「ナーダム」の開会式に出席されました。

陛下は今回の訪問を振り返り「モンゴルの豊かな歴史、文化、素晴らしい自然に触れることができた1週間だったのではないかと思います」と述べられました。