小笠原近海にある熱帯低気圧は今後、台風へ変わる見込みですが、東シナ海には別の熱帯低気圧もあって、今後、北日本から西日本の太平洋側を中心に警報級の大雨のおそれがあります。

気象庁によりますと、12日18時、熱帯低気圧が父島の南南西にあって、ほとんど停滞しています。中心の気圧は1000ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は15メートル、最大瞬間風速は23メートルとなっています。

この熱帯低気圧は今後24時間以内に台風となり、小笠原近海を発達しながら北上し、13日明け方から昼前にかけて、小笠原諸島に最も接近する見込みです。

熱帯低気圧はその後も北上し、14日は東日本から北日本に接近する見込みです。

気象庁HPより

一方、東シナ海には別の熱帯低気圧があって、今後、九州を通過して四国の南へ進む見込みです。

これら2つの熱帯低気圧などの影響で、17日にかけて北日本から西日本の太平洋側を中心に警報級の大雨となるおそれがあります。

▼▼▼ 熱帯低気圧 a ▼▼▼
▼12日18時の実況
種別:熱帯低気圧
存在地域:父島の南南西約270km
進行方向、速さ:ほとんど停滞
中心気圧:1000 hPa
中心付近の最大風速:15 m/s
最大瞬間風速:23 m/s
▼13日18時の予報
種別:台風
存在地域:父島の北約220km
進行方向、速さ:北 20 km/h
中心気圧:998 hPa
中心付近の最大風速:18 m/s
最大瞬間風速:25 m/s
▼14日15時の予報
種別:台風
存在地域:銚子市の北北東約40km
進行方向、速さ:北 35 km/h
中心気圧:990 hPa
中心付近の最大風速:23 m/s
最大瞬間風速:35 m/s
▼15日15時の予報
種別:温帯低気圧
存在地域:オホーツク海
進行方向、速さ:北北東 50 km/h
中心気圧:998 hPa
最大風速:18 m/s
最大瞬間風速:25 m/s

熱帯低気圧や台風の中心が、予報円に入る確率は70%です。

引き続き、最新の気象情報をご確認ください【雨のシミュレーションを画像で掲載しています】