気象庁は小笠原近海の熱帯低気圧が、24時間以内に台風に発達する見込みだと発表しました。

【熱帯低気圧】11日午後10時20分現在
▽中心位置:小笠原近海
▽移動:ほとんど停滞
▽中心気圧:1004hPa
▽最大風速:15m/s(中心付近)
▽最大瞬間風速:23m/s

熱帯低気圧は台風に発達した後、東日本の東の沖合に北上する進路が予想されています。この台風の影響で、関東や東北の沿岸部を中心に雨や風が強まる可能性があります。

現時点では暴風域を伴うほどの発達は予報されていませんが、今後の情報に注意してください。(暴風域=平均風速25 m/s以上の風が吹いているか、吹く可能性がある範囲)

さらに、14日以降には別の低気圧が東シナ海から接近し、日本付近を東進する予想で、西日本でも雨が強まる可能性があります。広島にお住まいの方はこちらの情報にもお気をつけください。

気象庁によりますと台風発生数の平年値で、7月は「3.7個」となっています。

今月は3日に台風3号、5日に台風4号が発生。次に台風が発生すると7月に入ってから3つめで、台風5号と呼ばれることになります。

日本の南の海面水温は高く、熱帯低気圧や台風が発生しやすい環境となっています。本格的な台風シーズンに備える必要があります。