刑務所の受刑者が作った製品の販売会が、11日、鳥取県庁で開かれました。
この販売会は、受刑者の社会復帰に向けた取り組みを多くの人に知ってもらおうと、鳥取刑務所が開きました。
会場となった鳥取県庁の1階ロビーには、全国の刑務所で作られたバッグなどの布製品や家具、木工品、革製品など約100点余りが並び、朝から多くの人が足を止め、商品を吟味していました。
製品には各刑務所の特徴があり、例えば鳥取刑務所はヨットの帆の布で作ったトートバッグが主力商品、横須賀刑務所で作られる全国で人気の洗濯石鹸、夏のレジャーにもってこいのバーベキューコンロは金属製品を得意とする長崎刑務所で作られました。
鳥取刑務所 山根正博 副看守長
「刑務作業製品を売ることは犯罪更生はもとより、被害者団体へ(売り上げの)一部を助成しているので、趣旨をみなさんに理解していただき取り組みに協力してもらえたら」
この販売会は、8月、鳥取県岩美町の道の駅などでも開催予定で、10月には鳥取刑務所で全国から約1万点が集まる大規模な販売会も予定しているということです。