■改めて「51」番への思い イチローさんだけでなくあの人も・・・

ー「背番号51」は、先ほど水野スカウト部長の方から『浅野くんが希望した番号を上げることができた』というお話がありましたけど、浅野選手から希望した形でよろしいのでしょうか?

「本当に去年の冬にイチローさんに指導していただいて、その間いろんなことを教えてもらって、それを機に高松商業も強くなったという部分もあると思うんで。イチローさんしっかり近づけるように、イチローさん以外にも、鈴木誠也選手が51番をつけて、すごい選手がいると思うんで。僕も『ジャイアンツの51番と言ったら浅野』って言ってもらえるようにしっかり頑張りたいと思います。

ーまた大きく変わるのがバットが木製バットになることだと思うんですけど、練習とかでイチローさんから木製バットについて、何か話をアドバイスを受けたりとかっていうのはありましたか

「いや、バットについては、聞いてないです」

ーあとイチロー選手といえば、ルーティンなどいろいろ確立されてる方だと思うんですけど、浅野選手が大切にしているものだったり試合に臨むにあたって、継続していきたいものとか、あとは真似したいことがあったら教えてください

「打席に入る前のルーティンはあるんですけど、前日のルーティンっていうのはあまりないので、これからプロに行くにあたってしっかり作ってそれを日常生活でもしっかりルーティンを作っていきたいなと思います」

■現在は、外野だけでなくサード・ショート・セカンド守備も練習中

ー内野でも練習を積んでいると先ほどお話されていましたけれども、どのポジションで練習しているのかと、またその狙いを聞かせてください。

「サード・ショート・セカンドの練習を今はしていて、本当にプロの世界ではなかなかレギュラーを取るのが難しいと思うんで、外野手1本で勝負するよりかはたくさんのポジションを守れて可能性を広げた方がいいかな、っていう思いで多数のポジションを練習してます」

ーファン感謝祭では、ファンの皆さんの前で「51番」という背番号をお披露目することになると思うんですけれども、そのファンへ向けて改めて仮契約を終えたということで、何かメッセージを送るとしたらどういうことを伝えたいでしょうか?

「本当になかなか難しいことなんですけど、本当に早くレギュラーに定着して、ファンの方々が『ここで打って欲しい』っていう場面で一発で仕留められるように、ファンの方に喜んでもらえるようなプレーができるように頑張りたいと思ってます」

■寮生活、お父さんお母さんと離れて心配。結構寂しがり屋なんで

ー今この時点で、寮生活でも楽しみなことであったりとか、逆に何か不安なこととか小さなことでもいいんですけれども、あればお願いします。

「寮生活で楽しみなことは、高校と違ってその環境にウエートルームだったり、ずっと24時間練習できる環境というのがあると思うんで、何時まででも練習してもいけるっていうことなんで、しっかりと体作りっていう面でしっかりしていきたいと思います。まあ不安な面では、結構寂しがり屋なんで、お父さんお母さんと離れて寮に入るので、寂しくならないかなっていうところが少し心配です」

ー新生活に向けて、寮生活に向けて何か取り組んでいることがあればお願いします。

「寂しがり屋は多分治らないと思うんで。自分の洗濯物をたたんだり、靴を並べたり、そういった常識的な部分でしっかり準備できたらいいかなと思います」

■水野スカウト部長(徳島・池田高出身)「四国出身選手」としての期待

-水野スカウト部長に伺います。スカウト部長として浅野くんを指名できたというところの嬉しさもあると思うんですけども、もう一つ、四国の池田高校出身の水野さんとして、四国からドラフト1位の選手をスカウト部長として輩出できたという、その嬉しさもあると思います。

(水野スカウト部長)
「そうですね。しかも県立高校でなかなか輩出されないですから、その辺はすごく嬉しく思ってます。でも初めて見たときから、1年生のときからうちに指名できるかどうかわからないですけど、3年生のときにはドラフト1位になる器だなというのはすぐに感じて、それでもうずっと追いかけていたので、最後の甲子園でその実力を証明してくれてよかったなと思ってます」