「くまりば」拠点に人吉球磨を盛り上げる

人吉しごとサポートセンター「ヒットビズ」事務局長の深水広成さんは、豪雨をきっかけに人吉球磨にUターンしました。

深水康生さん「近しい人達が被害にあい、心が痛む部分もあって、自分が持っている知識で手助けできれば」

深水さんは現在、起業や新商品開発などの相談を受けながら、地域での新たな挑戦をサポートしています。

深水さん「創業したいという相談が少しずつ増えていて、若い人が創業したいという話も出てきている。私たちも手伝って、人吉球磨地域がよりよくなっていけばいいなと」


また、「くまりば」の2階オフィスを拠点に働いているのは、福岡県出身の金川俊介さんです。

金川俊介さん「会社自体は東京にあるんですけど、今は、ひごラボというプロジェクトをやっていて、人吉で住み込みで働いています」

金川さんは、被災した人吉球磨地域を元気づけたいと、豪雨後に始まった地域課題の解決を目指すプロジェクトに関わり、自治体職員らと協力しながら、復興に向けて活動しています。

金川俊介さん「人吉球磨地域を今後、守っていこう、より良くしていこうとする行政の人や住民はいっぱいいるので、一緒になって人吉球磨地域を盛り上げていきたいですし、そういう人を呼び込んでいきたい」

こうした人たちが、自然と球磨川のほとりに集い、新しいつながりやにぎわいが生まれる。それが「くまりば」の日常です。

祇園下副館長「いろいろあった5年間でしたが、住んでいる僕らは、相変わらず球磨川と共にこの地域で生活をして、くまりばという新しい拠点から賑わいが作れています。くまりばが復興に向かう新しい起爆剤になれば嬉しいです」