“熱を通さない日傘”で暑さ対策
渡部峻アナウンサー
「午後3時の東京・新宿です。この時間、まだ日差しが強いです。皆さん日傘を使って暑さをしのいでいます」
いまや男女問わず、“暑さ対策の定番”となっている日傘。

大学生(21)
「日傘とサングラスはもう手放せない。さしていなかったら一気に体力が持って行かれる感じがして」
自営業(32)
「直射日光が当たらないので体感的には涼しい。痛くない、日差しが」
会社員(51)
「数年前から持っていたが、その時は男性で持っている人が少なくて、ちょっと恥ずかしかったんですけど。体温的にも涼しく感じられるので重宝している」
売り場に行ってみると…

渡部峻アナウンサー
「見てください。入口入ってすぐ大量の日傘です。多いですね」
売り場の広さは、去年より拡大したといいます。
ハンズ 広報部 本田浩一さん
「今シーズンは新宿店で約750種類準備している。去年から種類で言うと1.6倍くらいになっている」
こちらの日傘は…
ハンズ 広報部 本田浩一さん
「あけると分かりやすいんですけれども、ここが二重構造になっていて隙間がある。これだとここから風が抜けるので、中が涼しく保たれるという効果がある」
中でも、売れ筋がこれ。

ハンズ 広報部 本田浩一さん
「デザイン的には普通の日傘だが、遮熱性能が非常に高い。生地が特殊で、放射冷却という性能を持っている。生地自体が熱を放出して冷えるという性能があるので、下に熱を通さない」
実際に外で使うと…
熱を持って赤くなっていた頭頂部は、みるみるうちに緑色に。

こちらの店舗では日傘の売上が去年の同じ時期と比べて1.7倍に増加しました。
ハンズ 広報部 本田浩一さん
「日を避けるよりは“暑さを遮る”目的で購入される方が多い。年齢層は幅広く日傘は売れている」
高まる「日傘」の需要。
一方、猛烈な暑さにより“本来得られるはずだった莫大な収入を得られなかった”そんなデータもあるんです。