最近「ハラスメント」に対する意識が少しずつ高まっていると思います。昔と今を比較したり、不機嫌な態度をとったり、悪意はなくても相手に不快感を与えてしまうかもしれない言動は、「グレーゾーンハラスメント」と呼ばれるそうです。線引きはどこにあるのでしょうか?
「よかれと思って」約6割

山形純菜キャスター:
白黒はっきりしないハラスメントの“グレーゾーン”について見ていきます。
「グレーゾーンハラスメント」とは、ハラスメントとは言えないが、不快感や戸惑いを覚える言動のことです。
株式会社KiteRaが18歳~65歳の1196人に調査したところ、不快な言動を経験した人が50.2%だったそうです。
その中で退職を検討した人が4割以上いるということです。人手不足の中、企業も無視できない実態になっています。
それから、「グレーゾーンハラスメント」をしてしまった人の約6割が、「相手のためによかれと思って…」行ってしまったという話もあるんです。
杜若経営法律事務所の向井蘭弁護士によると、「目的は正当だが、“手段”が適切ではない場合が多い」ということです。