「つまらなそうに見えて、本当は楽しかったかも」 どういうケースがハラスメント?

山形キャスター:
何がよくて、何がよくないのか、ケース別に見ていきます。
ケース(1)ミスをしてしまった部下に対して、明るく「しっかり頑張れ!」と肩をたたく
身体的接触がNGだそうです。励ますのに、わざわざ身体に触れる必要はないということです。

ケース(2)宴会の席でつまらなそうな部下に対して、それ以降、飲み会などに声をかけなくなった
「つまらなそう」というのは上司基準。上司基準の「誘わない理由」がグレーだそうです。
客観的に納得のできる理由があれば、ハラスメントにはあたらない場合もあるということです。
例えば、部下が同僚などに、「実は飲み会などが苦手なんだよね」と言っている場合はハラスメントにあたらない。あとは、私的な飲み会の場合もハラスメントにはあたらないということです。

ケース(3)妊娠を打ち明けた女性社員に配慮して、「遠出は危険だから」と出張の仕事を引き取った
本人の意思を確認せず話を進めると、“マタハラ”にあたる可能性もあります。本人の意思をしっかり確認するということですね。
井上貴博キャスター:
難しいですが、よかれと思って上司がやっているケースもありますよね。