ドラマや映画など数々の話題作を手がけてきた大分市出身の平川雄一朗監督が、故郷を舞台に短編映画を製作することになりました。

大分市出身の映画監督、平川雄一朗さんは8日OBSを訪れ、短編映画の製作について意気込みを語りました。

TBSドラマの「ROOKIES」や「JINー仁」など数々の話題作を手がけてきた平川さんが大分を舞台に製作するのは初めてです。

平川雄一朗さん:
「(大分に目を向けた理由は?)50歳をすぎたらさすがに世の中のため、人のために自分ができることは何かなと思ったときに、演技を教えるくらいしか僕はできないので」

短編映画は俳優の市原隼人さんがメインキャストを務め、大分市を舞台にストーリーが展開されます。

平川雄一朗さん:
「彼を中心にできる物語は何だろうと考えた時に、家族の話だなって思ったし、熱い男なのできっといいものにしてくれるんだろうな、大分弁を完璧にマスターしてくるんだろうなって思っています。ルーキーズは多摩川が舞台になっていますが、僕の中の原風景は大分川だったと思っています」

映画は平川さんが原風景という大分川の河川敷や西大分・佐賀関などオール大分市ロケで撮影されます。

去年は大分市でワークショップを開き、故郷での演技指導を実現した平川さんは今回の短編映画でも、多くの出演キャストを市民・県民からオーディションで募集し、演技指導に力を入れます。

平川雄一朗さん:
「市原君とオーディションで選ばれた人たちとセッションですよね。演技をしていったらどんな風になるのかなって楽しみにしていますけど僕は」

短編映画は秋に開催される大分アートフェスティバルで公開されます。