20日に投開票が行われる参議院選挙、北陸放送では5日と6日、JNNが行ったインターネット調査や、これまでの取材から序盤の情勢をまとめました。
石川県選挙区に立候補したのは、届け出順に以下の5人です。
▼共産党の新人・村田茂候補(62)
▼自民党の現職・宮本周司候補(54)
▼国民民主党の新人・浜辺健太候補(31)
▼諸派で政治団体・NHK党の新人・小沢正人候補(49)
▼参政党の新人・牧野緑候補(40)

今回の情勢調査では、自民党現職の宮本さんが知名度を活かし優位な戦いを見せていて、国民民主党の新人・浜辺さん、参政党の新人・牧野さんが追う展開となっています。
いずれも新人で共産党の村田さんと、諸派で政治団体・NHK党の小沢さんは苦しい戦いです。
支持する政党別で見てみると、宮本さんは自民党支持層と公明党支持層の6割近くを固めています。
浜辺さんは国民民主党支持層の5割近く、県連として支援に回る立憲民主党の支持層からも3割あまりの支持を得ています。
牧野さんは参政党支持層のおよそ8割を固め、日本保守党の5割を固めています。
村田さんは共産党の支持層をまとめ、社民党からも4割の支持を得ています。
小沢さんは支持が広がらず厳しい戦いとなっています。
次に「投票に行くか」という問いに対しては、5割ほどが「必ず行く」と回答し、「たぶん行く」と答えた人は3割近くです。およそ1割がすでに期日前投票をしたと答えています。
一方で、「行かない」「わからない」とした人が、全体のおよそ2割を占めています。
今回の参院選で注目されるのが投票率です。参議院選挙の投票日は、戦後行われた国政選挙で初めて3連休の中日にあたる7月20日になり、投票率が低下するのではないかとの指摘もあります。
今回の調査では、4割以上の人が「投票先をまだ決めていない」と回答していて、今後、情勢が大きく変わる可能性があります。