常盤貴子、能登は「本来の自分が取り戻せる」場所

 今回の常盤、仲間、林の能登3人旅は、番組の看板企画<インタビュアー林修>のスピンオフとして行われたもの。

 常盤は2015年の“朝ドラ”「まれ」のロケ撮影で訪れて以来、能登に通い続けているといい、2024年の地震と豪雨災害以降、復旧ボランティアやチャリティイベント活動にも尽力している。そんな常盤が<インタビュアー林修>に出演した際に「今は報道がぐんと減っていて、バラエティ(番組)にも行ってほしい時期なんです」と語ったことがきっかけとなって、今回の3人旅が実現した。

 今回の旅には、常盤の親友で共に能登でチャリティイベントを企画しているという仲間も参加。2人の案内で、塩田村や白米千枚田といった能登ならではの風景や、地元の海鮮が味わえる茶屋、地震によって崩れた岩肌が今も生々しく残る場所などを訪れた。

 昨年の震災以降、能登の人々は海岸線や漁場の変化など震災の影響を大きく受けながらも、地形や環境の変化を受け入れて新たな暮らしを築きつつある。常盤と仲間は、行く先々でそんな地元の人々のリアルな暮らしや思いを引き出していく。

 林が「なぜ能登に熱い想いがおありなんですか?」と尋ねると、「ここに来ると私は“本来の自分”を取り戻せる気がするんですよね」と常盤。仲間も「自分のふるさとではないけれど帰ってきて落ち着く場所だし、また来たいなって思うんです」としみじみ語った。