鳥取県米子市にある神社で深夜、何者かが境内を荒らす事態が起きました。
一体誰の犯行なのか。防犯カメラがその一部始終を捉えていました。

鳥取県米子市にある日吉神社。
ここで今週、宮司の頭を悩ませる出来事が発生しました。


小崎純佳キャスター
「こちらの神社、境内には美しい苔が生えていて、目を惹きます。ただ、反対側ご覧ください。何者かに地面が荒らされています」

地面はボコボコになり、荒れ放題になってしまっています。


小崎純佳キャスター
「この辺りは地面が掘り返されていて、ボロボロになっていますし、こちらは苔がベロンとめくれ上がってしまっています」

美しく苔が生えていた境内が一夜にして一変。
境内で暴れた犯人は、さい銭泥棒対策に設置していた防犯カメラにバッチリ写っていました。

7日深夜の境内。
画面の上半分に注目すると…猛スピードで2匹の獣が走り去って行きました。
そう、犯人はイノシシです。しかもメンバーは複数いました!


そしてこちらの映像では、なんと4匹のイノシシが確認できます。
別のカメラには、このうち1匹が、地面の苔を掘り返している様子もしっかり記録されていました。


宮司は、イノシシ家族4匹による仕業だったと見ています。

日吉神社の宮司は
「神社が荒らされてしまったことは残念ですが、こればっかりは仕方のないことかと思います。ミミズを求めて地面を掘り返したのではないでしょうか」

この日吉神社。実は、連日のようにケモノが参拝に訪れています。

さい銭泥棒対策に設置された防犯カメラがこれまでに捉えた映像には、「テン」が本殿に向かって直立する様子や、アライグマ、サル、フクロウなど様々な動物の「参拝」のシーンが写っています。


しかし、今回のイノシシは、人間にとっては少し迷惑な行為でした。


8日、境内に設置された捕獲檻に、ウリ坊1匹が捕まっているのが発見されました。
このウリ坊が犯人かどうかは分かりませんが、その日のうちに猟師に連れていかれたということです。