同級生は驚き「大学卒業式後には居酒屋に」

思いもよらぬ除籍に本人も驚いている様子ですが、もっと驚いたのは同級生です。

東洋大学時代の同級生
「私も驚きです。僕の中では少なくとも彼女は絶対卒業していると思っていました。(Q.卒業式に田久保市長は出ていない?)会ってはないんです。だけど(卒業式の日の)夜に、朝まで池袋の居酒屋で飲み明かしたのは確か」

田久保真紀 市長
「(Q.田久保市長は大学に何年行っていた?)本当に正直に申し上げますけれども、大学時代後半は特にかなり…自由奔放な生活をしておりまして。正直いつまでときちんとお答えできるような通学の状態ではなかった。恥ずかしい話だが事実。私自身がバイクに乗って色んなところに行って、住所不定のような状態になっていたり連絡がつかなかったような状況もあります」

一体何をもって、卒業と認識していたのでしょうか。

田久保真紀 市長
「勘違いしていたんだろうと言われるとそれは全く否定できない。一度、卒業という扱いになって、今どうして除籍になっているのか、確認ができ次第、示していくしかない」

“卒業したはずなのに除籍になった”という認識を示した市長。東洋大学は…

東洋大学
「卒業後に除籍となることはありません」

また、除籍が決定した際は、保証人にその旨を通知する文書を送ることになっているといいます。

疑惑の浮上後、田久保市長から「卒業証書」を見せられたという市議会の副議長は…

伊東市議会 青木敬博 副議長
「これが卒業証書だとするとこういう感じで開いて、自分たちが身を前のめりにした瞬間、閉じて引かれちゃう。またパッと見せてひっこめちゃうという感じ。(Q.今思うと何だった?)偽物ですよね」

市長が見せた「卒業証書」とは一体何だったのか…

田久保真紀 市長
「その時は私の経歴がきちんと証明できる証明書として機能する、卒業証書であると認識はしていたんですが、今持っている材料では話ができないというのが現状」

はっきりとした答えはありませんでした。

田久保市長は選挙の際、東洋大学を卒業していると公表していないことから、公職選挙法違反にはあたらないと主張。

ただ、選挙前の報道各社に対する回答では「東洋大学法学部経営法学科」と書いた後、卒業にマルをつけていました。

伊東市議会は2日、辞職勧告決議案を出す方針を固めましたが、本人は…

田久保真紀 市長
「今の状況をすべて投げ出して、逃げ出すようなことはしたくないと考えている」