花を届けた先で出会ったのは…

羽澤麻未さん
「生花店に務めていたときに、東京にいた同級生から電話をもらって、『花を送ってほしい、俺の実家に』と頼まれました。『どうして?』と聞くと、『今日は大事な日だから』と。花をお届けしたら、祭りの日だったんです」

その祭りは、【盛夏ねぷた】という弘前市取上地区だけの祭り。同級生の父親・田中五郎さんが発起人となり、自分で制作したねぷたを2019年までみずから運行していた。

羽澤麻未さん
「あのパワーと、周りの仲間とやり遂げることにものすごい影響を受けました」

同級生の父から学んだ何でも挑戦する気持ち。その気持ちは、羽澤さんが結婚して子どもが生まれた後、人生の岐路で決断する上でも影響を与えることとなった。