参議院選挙が3日公示され、山口県選挙区に5人が立候補しました。無所属の新人 戸倉多香子候補(66)は山口市で、支援者ら約60人を前に、第一声を上げました。戸倉候補の第一声は次の通りです。

戸倉多香子候補 第一声全文

皆さんおはようございます。参議院議員候補の戸倉多香子でございます。今日は大変お忙しい中、皆さんこうやってお集まりいただきまして本当にありがとうございます。

いろいろ、このきょうを迎えるまでに多くの皆様にご迷惑をおかけしたり、お力を賜りまして、本当に本当にこの日を迎えられるのかなと悩んだ、悩んだ悩んだ悩んだ末のきょうでございますので、本当に皆さんありがとうございます。

私は、皆さんのご支援を賜りまして、県議会議員を3期務めさせていただきました。しかし、まだまだ課題は山積しています。今回の参議院選挙に無所属で立候補させていただくことになりました。ぜひとも皆さんよろしくお願いいたします。

なぜ無所属で立候補したのか。無所属でも立候補したのか、そのことを少しお伝えしたいと思います。大きく二つの理由がございます。

一点目は、やはり政策です。私はずっと政策にこだわって活動してまいりましたけれども、やはり政策、この点については私以外の現職を含めた候補の皆さまは、やはり政策が私たちとは真反対の方向性であるなということを、この間いろいろ情報をお聞きして、思いました。

特にですね。今、山口県では、上関原発の問題と、中間貯蔵施設の建設計画の問題を抱えています。このことに明確に反対をされない、いやむしろ賛成、推進側である。そういった方々が候補でいらっしゃって、私が手を挙げなければ誰もこの問題を取り上げる方がいないのじゃないか。私はそのように大変危機感を持ちまして、大変発表が遅くなったんですけれども、今回の参議院選挙にどうしても立候補させていただきたい、そのように考えた次第でございます。

平岡秀夫衆議院議員には大変ご迷惑もたくさんおかけしたところでございますけれども、ご尽力いただきまして、選対本部長まで務めていただくという、本当に申し訳ない限りでございますけれども、でもこのことは私のためというよりは、この山口県民の皆さんのためですから、ぜひお許しいただきたいと思いますけれども、無所属でも立候補した、そのことは、そういった経緯でございます。

もう一点あります。もう一点は、この山口県で暮らす皆さんが、政治を諦めてほしくない。そのように考えました。昨年、平岡秀夫衆議院議員が、12年ぶりに野党の側の国会議員として復活していただきました。

私も一生懸命働きましたけれども、その中で皆さんが口々に言われたのは、この山口県では、もう政治は諦めていたと。何をやっても変わりゃーせん。本当にそのように諦めていたけれども、平岡さんが帰ってきてくれて、もう一度信じてみよう。変えていこう。変えることができるんだと皆さんが、山口2区の方々ですけれども、言ってくださいました。

でも選挙が終わった後、そういった声を上げてくださったのは、山口2区以外の方も、皆さんが同じように変えることができるんだというふうに思って言ってくださったんですね。その声を、その思いを無駄にはできない。そのように考えたのが、今回の立候補、無所属になってしまいましたけれども、決意した理由でございます。

そのことをぜひ皆さんご理解いただきまして、政策については、先ほど申しましたエネルギーの問題、そして安保法制の問題等もたくさんありますし、何より、暮らしのための政治を実現する。これを掲げておりますので、今日はもう短い時間となりました。詳しくお訴えしませんけれども、ぜひとも皆さん私、戸倉多香子に力をいただきまして、みんなでこの山口県を変えていきましょう。どうぞよろしくお願いいたします。

今こそ信頼の政治を取り戻して、頑張っていくことをお誓い申し上げて、私からの第一声とさせていただきます。きょうはありがとうございました。よろしくお願いします。

参議院選挙・山口選挙区には、次の5人が立候補しています。

▽自民・現 北村経夫候補
▽参政・新 山﨑珠江候補
▽N党・新 奥野信治候補
▽無・新 戸倉多香子候補
▽国民・新 関谷拓馬候補