10年前、働き盛りの51歳の時に脳出血で全身マヒとなった男性は、眼球の動きで妻とコミュニケーションを取っています。

困難な状況でも「笑い」を見つける夫婦。

倒れた当時、妻が決意したのは「明るく、楽しげに」という一点突破。その介護の日々をつづった本が今、大きな反響を呼んでいます。

新聞記者だった夫が突然、脳出血に

福岡市内の川沿いを散歩する夫婦。車椅子を押すのは妻の美恵さん、座っているのは夫の明洋さんです。

声を出せない明洋さんとの会話は、文字盤が頼りです。

10年前、新聞記者だった明洋さんが51歳で突然、脳出血で全身麻痺に。以降、2人は目だけのコミュニケーションで日々を重ねてきました。