青森県の宮下宗一郎 知事は2日、小泉進次郎 農林水産大臣と「コメの増産」について意見交換をし、このなかで宮下知事は、令和7年産のコメは2万5000トンの増産を予定していて、令和8年産については1万2000トンの増産にむけた体制を整備したと話しました。

これに対して小泉 農林水産大臣からは、増産するといった方向性について、大変勇気づけられるとしたうえで「共にがんばっていきたい」と話したということです。

今回の意見交換は、小泉 農林水産大臣の呼びかけに応じて実現したもので、宮下知事に加え、つがる市の倉光弘昭 市長や東北町の長久保耕治 町長、県内の生産者らが出席しました。

政府は7月1日朝、コメ政策に関する2回目の関係閣僚会議を開き、石破総理は「生産者が不安なく増産に取り組める新たなコメ政策に転換する」と強調していました。

コメ価格の高騰が続くなか、今年産の主食用米の作付面積は全国で過去5年間で最大の133万4000ヘクタールになる見通しです。

青森県も2024年より4900ヘクタール増えるとみられ、適正なコメ価格の把握や農家の所得確保が大きな課題となっています。