今、多くの小中学校で水泳の授業が真っ盛りですが、今後はプールの授業が当たり前ではなくなるかもしれません。県内では今、学校のプールではなく、校外で水泳の授業を行う学校が出始めています。なぜなのか?現場を取材しました。

鹿児島市川田町の南方小学校です。この日は水泳の授業ですが、朝から激しい雨。学校のプールであれば、中止もあり得る悪天候です。しかし、子どもたちは笑顔。

なぜなら、バスで向かった先は、民間のスイミングスクール。校外での水泳の授業です。

鹿児島市では昨年度から水泳の授業を民間に委託するモデル事業を始めています。今年度は南方小学校を含む4校の小中学校が取り組んでいます。天候に左右されず、プールの水温も調節できます。

この日、授業に参加したのは、南方小学校の全校児童36人。大規模校では教員1人で指導することもあるほどの人数ですが、スイミングスクールであれば、指導員が5人付き添います。
(3・4年生の担任)「安全・安心というのをすごく感じる。監視の人も担任以外にしっかり付いているし、暑い寒いもないので、非常に快適に活動ができている。やっぱり泳げない職員は多いので、無理して教えてしまう」