子どもから大人まで幅広い世代で人気の魚肉ソーセージですが、実は近年、売り上げが急上昇。そのワケは…?
物価高でも“安い”「売上げ1.7倍」
「魚肉ソーセージがいっぱい!ほたて風味もあるし、キャラクターものもあってすごい種類」

都内のスーパー『いなげや練馬関町店』(練馬区)で取り扱っている魚肉ソーセージはなんと25種類!
さらに、埼玉のスーパー『マミープラス武蔵浦和店』(さいたま市)でも、魚肉ソーセージが山積みに。最近の売れ筋商品だといいます。

店長・水本竜次さん:
「ここ2~3か月ですと全店で1.7倍くらい売れている状況。“価格も安い”ので家計の助けにもなっているのかなと」
原材料費の高騰でハムやソーセージなどの加工食品が値上がりする中、魚肉ソーセージはいまだに安く買えるとあって、売上は年々増えているのです。
「健康志向の高まり」も追い風
そもそも魚肉ソーセージは、1935年頃に誕生した“日本発祥”の食べ物。
当時は赤身魚を原料として作られていましたが、その後原料が白身魚に変わったことで生産量が増加。戦後の食糧難を背景に、家庭や学校の定番食品となりました。

そして現在も変わらず幅広い世代に親しまれる魚肉ソーセージですが、イマの人気の理由は「安さ」だけではないのです。
『マルハニチロ』綿引悠太さん:
「“タンパク質を摂りたい”と、トレーニングをしている若い人の需要も増えてきている。“健康になりたいというニーズ”に魚肉ソーセージを食事に取り入れる人が多くなっているのかなと思う」
マルハニチロが2024年2月に発売したのは、脳卒中や心筋梗塞などの心血管の病気リスクを軽減するとされるDHA配合の魚肉ソーセージ「DHA入りリサーラソーセージω」(50g×3本・324円※番組調べ)。

近年高まる健康志向にマッチし、魚肉ソーセージ全体で2024年度の売上げが、前年度比で約2割増加したといいます。
ボディーメイク中という20代男性も「体脂肪を落とすために食事制限中なので」と“プロテイン代わり”に魚肉ソーセージを食べているとのこと。
そんな人にピッタリなのが「速筋タンパク ソーセージ減塩 MSC 70」(ニッスイ/70g×4本・248円※番組調べ)。

「速筋タンパク」とは、材料のスケソウダラに含まれるタンパク質のことで、通常のタンパク質と比べ体内で効率良く利用されるとのこと。1本で1日分の速筋タンパク(4.5g)を摂取することができます。