店がオープンしたのは、まだ川徳が中ノ橋通にあった昭和後期の1966年。

以来、デパートでしか買えないとっておきのお土産として多くの人に愛されてきました。
最終日に用意できたのは300グラム入りが30袋カワトクのオープンと同時にあっという間に行列ができました。

(利用客は)
「とっても残念ですね。家族みんなで味わって、1個ずつ食べたいと思います」

最後の「甘栗太郎」はわずか20分で完売。

(閉店風景)
「ありがとうございました」

(甘栗太郎 舟森弘道さん)
「やっぱり40年も務めていると、あすから栗焼きはできないなと思うと寂しいですね。多くのお客様にご支援いただき、本当に感謝しかありませんです」

長年に渡り、人々の暮らしのそばにあり続けた名物が、静かにその歴史に幕を下ろしました。