低迷している自民党が過半数は難しい?

小川彩佳キャスター:
(今回の参議員選挙は)「減税」と「給付金」を巡る事実上の“政権選択選挙”と、ご覧になっているのでしょうか。

TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
そうですね。「参議院選挙」というのは通常、政権を評価する選挙なのですが、現在は与党が半数割れしています。参議院でも半数を割れれば、立ち行かなくなるということで、“政権選択選挙”になってしまっているんです。

今回、自民党は「裏金問題」をまだ引きずっています。それから、「物価高対策」になかなか有効な手が打てない。給付金をやろうとしているんですけど評判が悪い、ということで、非常に伸び悩んでいるというか、低迷しています。

与党で50(議席)という低いハードルなんですけど、実はそう簡単ではないというのが現状だと思いますね。

藤森祥平キャスター:
参議院で与党が過半数(125議席)を維持するには、今回の選挙で50の議席が必要になってくる。石破総理はこれを目標にしているということです。

スポーツ心理学者(博士)田中ウルヴェ京さん:
現状に満足していないという人が多いわけです。今は先の見えない時代ですから、簡単な解決策がない。難しい時代だというときに、政権与党としては難しい選挙になるだろうなと思います。