◆《公園220か所&市道3600路線の命名権も売り出し中》

 北見市ではいま、財政立て直しのため、さまざまな対策の検討が進められているのだが…。

藤田忠士記者
「小さな公園ですが、ここもネーミングライツの対象になっている」

北見市はいま、市内に約220か所ある公園の命名権、いわゆる“ネーミングライツ”の売り出しを進めている。

北見市 都市建設部都市計画課 石田博貴課長
(Q.町内にあるような小さな公園でもやる?)
「できることはやってみようと…。地域の企業さんとかが地域貢献でというニーズもありますので」

 応募できるのは企業や団体で、社名や商品名など、好きな名称をつけることができる。

公園の看板を架け替える費用は負担する必要があるものの、住宅街にある小さな公園であれば、命名権は年間10万円。大きな公園やキャンプ場であれば年間60万円と、規模や知名度によって販売価格は異なる。

北見市が売り出している命名権は、公園だけでなく、市道も対象となっている。

北見市 都市建設部都市計画課 石田博貴課長
(Q.市内の市道も全部、ネーミングライツに出していると聞いたが?)
「市道約3600路線。原則としては全て対象。愛称は道路標識に表示することもできる」

片側車線だけの市道なら30万円。交通量が多い市道や、4車線ある路線は60万円となっている。

 やれる事はすべてやる。もはや問題解決は“待ったなし”の財政危機。北見市の正念場はこれからだ。