暦の上では冬となり、冷え込みが厳しくなるなか、これからの食卓で人気なのが「鍋料理」です。岡山県北の津山市のご当地鍋が、このたび大手コンビニエンスストアで発売されることになりました。


「ぐつぐつ…」


スープいっぱいにあふれ出した牛肉の旨味。津山市の郷土料理そずり鍋です。


古くから愛されるこの鍋を、地域以外でも手軽に味わって貰おうと、セブンイレブンが商品を開発しました。


牛の骨まわりから削り取った旨味の強い肉を使うため、「そぎ落とす」の方言から「そずり鍋」と呼ばれています。


(セブン-イレブン・ジャパン 森山英樹さん)
「こんなにおいしい鍋があるんだだったら、これを当地区ではこの冬やろうと」


きのう(10日)津山市で完成報告会が行われ、谷口市長らが商品を試食しました。


(津山市 谷口圭三市長)
「おいしいです。本物です」


そずり肉のほかに、白菜やゴボウなど8種類の具材が使われており、津山市観光協会などと何度も試食を重ね、納得のいく味にたどり着いたといいます。


(セブン-イレブン・ジャパン 三好崇司さん)
「お肉の食感とスープのおいしさを楽しんでいただければいいなと思います」


(津山市 谷口圭三市長)
「ぜひこの味を知っていただいて、おいしいなと感じていただいてですね、『よしじゃあ津山の地を訪ねてみよう』というきっかけになればなと思います」


商品は、11月14日から岡山県と四国4県のセブンイレブンおよそ680店舗で販売されるということです。