みなさん「重ね捺しスタンプ」をご存じでしょうか?1枚の台紙に何種類ものスタンプを押していくと、カラフルな絵が完成するというものです。いま、岡山県井原市の美星町地区で行なわれているその「重ね捺しスタンプ」の完成度が高いと人気を集めています。いったいどんな絵が完成するのでしょうか?

井原市の美星町地区。「星空版の世界遺産」とも呼ばれる「星空保護区」に4年前認定されました。この「美しい星の町」では、宇宙にまつわるスタンプラリーが行なわれています。

その絵柄は、5箇所で6回スタンプを押すと完成するという「重ね捺し」スタイル。実際に、地区の観光施設を回って捺してみると…。

1か所目。星の郷観光案内所、小さな赤一色…何が何だか分かりません。

星の郷青空市2か所目。今度は青が重なりました。ミャクミャクカラー?

中世夢が原3か所目。さらに黄色と青の粒粒が。

カフェイルパタタ4か所目。もしかして、あのアニメキャラでは?美星天文台最後は美星天文台。

5回目でドームが現れ、

6回目、最後の一押しで、完成!そう、美星町とガンダムのコラボレーション。美星町観光協会が行なっている美星町観光協会です。

(美星町観光協会 張谷和弘会長)
「重ね捺しでガンダムの絵が出来るというスタンプラリーをしたらどうかという提案がありまして、そういう面白いことならやってみようということで始まったのが最初です」

なぜ美星町でガンダム?答えはこちら。美星天文台に昨年5月、地域の活性化に役立ててとバンダイナムコグループから「ガンダムマンホール」が贈られたからです。

そして今回、この重ね捺しスタンプを提案したのはスタンプメーカーのシャチハタ。全国50か所あるうち、美星町地区が初めての試みとなりました。このスタンプを完成させたいと、全国からファンが訪れるといいます。

(美星天文台 伊藤亮介さん)
「遠方からいらっしゃる方、年齢層も幅広い方がですね、たくさんこちらにお越しいただいてます」

なお、絵柄を完成させると特製ストラップが100円引きで購入可能。観光協会はこれで美星町の「星空ファン」も増えればと期待を寄せます。

(美星町観光協会 張谷和弘会長)
「昼に来た方が天文台とかに行って、面白そうだなということで、また夜の天文台に来てもらうとか、そういった昼と夜がつながるような観光がしていけたらと思ってます」

美星が結んだガンダムと宇宙(そら)とのめぐりあい。「ガンダムマンホール」のスタンプラリーは台紙がなくなり次第終了を予定しますが、現時点では数に余裕があるということです。