主に海外の富裕層が利用する、こうしたクルーズ船の寄港が地域にもたらす経済効果に市の担当者は期待感を示します。

(宮古市商工労働観光部 小成勝則部長)
「宮古に大勢のお客さんが来てくれて、買い物や観光を楽しんでもらえるのはすごくいい。経済効果がより大きく出るような取り組み、工夫をしていきながら、これからますますいっぱいの船に来て欲しいと思っている」
なぜ宮古港には、国内外のクルーズ船の寄港が多いのでしょうか?
それには大きく3つの理由があります。

1つ目は立地です。日本の太平洋側のルートをとる船にとって本州最東端の宮古港は寄りやすい場所にあります。

2つ目は宮古港の能力。岸壁の長さが500メートル以上あり港周辺の海域の水深が規定以上あることなどから、県内で唯一今回の船の10倍以上となる最大17万トンクラスのクルーズ船の受け入れが可能です。

そして3つ目はおもてなしです。
歓迎セレモニーが行われた港には飲食店や土産物店などが出店、クルーズ船から降りた乗客はその場で買い物が楽しめます。
また、希望者の名前を漢字やひらがななどで書いた短冊をプレゼントする取り組みも人気を集めていました。

(乗客)
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