宮古市の受け入れ体制にはこんな工夫も。

市の中心部の電柱などに掲示されているのは、アルファベットと数字が書かれ、道路ごとに色分けされた「カラーストリート」と呼ばれるものです。


地域を散策する乗客のために、宮古市観光文化交流協会がクルーズ船の訪れる期間に合わせて2023年から設置しています。

(宮古観光文化交流協会 工藤佑馬さん)
「私も英語が得意な方ではないので、こういうお店ありますかと聞かれたときに、ブルーの何番ですと、マップを見てすぐわかってもらえるので大変便利なものだと実感している」

立地・港の能力・おもてなし。
これら3つの理由に加えて、7月退任する山本正徳市長らが2020年、イギリスなどの船会社を直接訪問した誘致の取り組みの効果もあったと市は分析します。
2024年度宮古港を訪れた10隻のクルーズ船による経済効果は、県全体でおよそ1億4000万円と推定されています。

2025年度の船の数は2024年度のおよそ1.5倍、2026年度はさらに増えることがすでに見込まれていて、県内経済への効果拡大が期待されます。