施工会社側は『間に入る監理者A氏から追加発注を受けた』と主張


 一方、工事を終えたものの追加費用を受け取っていない施工会社側。取材を申し込むと、新会館の鍵を開けて、その内部を取材することができました。



 施工会社は、町会側が監理業務を委託していたA氏から追加発注を受け、当初の契約よりも工事費は高くなったと主張しています。

 (施工会社側)
 「(Q元々はもっと薄いパーティションを用意していたんですか?)そうそうそう。(Qいくらぐらいこれでプラスになったんですか?)何百万円や、4ヵ所か。(Q1枚何百万円するんですか?)そうそう。鉄骨組んで走らせているから」


 (施工会社側)
 「これもええもんやで。(当初の契約では)もっと安物やったんや。クーラーも増えとるねん。10台ぐらい入っているんちゃうかな。(下請け)業者からも全部うちの方に請求くるから」


 工費が当初の約1億7000万円から増額されることは事前にA氏には伝えていたといいます。追加の6000万円が払われない限り、新会館の鍵を町会側には渡さない構えです。

 (施工会社側)
 「1日も早く鍵を受け渡して、皆さんに早く使っていただきたいわけやけど、お金が済まないことには、うちには下請けがいるからそうもいかないわけよ」


 こうした施工会社側の主張について改めて町会側に尋ねてみると…。

 (東園田町会 橋本春雄事務局長)
 「(Q監理者のA氏は追加の6000万円についてどう説明している?)監理者に責任は一切ないと。施主と施工会社で話し合ってくださいと。あなた監理者なんだから、それを調整してまとめる責任があるはずですよと(言ったら)『いや、ない』と」