兵庫県尼崎市の東園田町会が「町の会館を新しくしたい」と、建て替え工事を約1億7000万円で施行会社と契約しました。しかし建物は完成したのに、施行会社は「追加の工事費を払ってくれないと鍵は渡せない」と言っています。建物はできているのに使えないのはなぜ?実は間に入っている『ある人物』の存在が話をややこしくしているということなのです。一体何が起きているのでしょうか。

完成から約8か月…今も利用できない新施設


兵庫県尼崎市の阪急園田駅。その目の前に、去年7月に完成した4階建ての福祉施設「東園田町総合会館」があります。町会の事務所や会議室、地域住民が利用できる施設のはずでした。


中を覗くと、段ボールや脚立のほか、町会の看板も放置されています。完成してから約8か月。地域住民らは一度も利用できていないといいます。一体、なぜなのか?


建て替え前の会館などで気功サークルを主催していた徳永泰子さん。建て替えられた会館が利用できないため、徒歩20分ほど離れた別の施設を使わざるを得ないというのです。

 (気功サークル代表 徳永泰子さん)
 「やっぱり遠いからそれが一番ネックみたいですね。半分くらいに減りました。ちょうど今6人いるから、5人くらいはやめましたね」


 活動場所が駅から離れたことで参加者が半減していました。

 (気功サークル代表 徳永泰子さん)
 「前の地区会館のようになってほしいなと思っています。場所はいいです。(Q使えないと聞いた時はどう思いました?)がっくりしましたね。えーどうして、なんでダメなの、ちゃんとできているじゃないのって思いました。(Qなんで使えないのかご存じですか?)だいたいはね。町会と施工会社がうまくいかないとかっていうのは聞きました」

 新会館が使えない理由は、町会と施工会社とでトラブルになっているからだというのです。


 新たな福祉施設が使えない。困惑しているのは気功サークルだけではありません。35年間にわたってフォークダンス教室を主催してきた金光仁志貴さん(84)。これまで利用してきた別の公共施設が閉鎖され、建て替えられた会館を利用する計画でした。

 (フォークダンス教室代表 金光仁志貴さん)
 「本当に使う気満々でした。電車に乗って来る方もいらっしゃいますのでね。やっぱり駅から降りてすぐですしね。だから『いいところにできるね』って皆さん大変喜んで待っていたんですけどね」