夏の甲子園を目指す熊本大会は7月5日に開幕します。

注目校紹介、第一弾は「東海大星翔」と「九州学院」です。

東海大星翔は、今季、春の県大会で優勝、RKK旗は準優勝、そしてNHK旗で優勝と勢いに乗っています。

そんなチームを支えるのはエース。制球力が自慢の水野右京投手です。

最速138キロ右腕の決め球は、大きく曲がるカーブ!そして注目は「0.25」という春の熊本大会で記録した防御率です。36イニングと1/3を投げてわずか1失点。この安定感の土台となっているのが…投げ込みをしない日でも欠かさず行なう1日200回のシャドーピッチング。

東海大星翔 水野右京投手(3年)「シャドーピッチングでいい感覚が見つけられて、そこから春の大会も良くなった。一瞬だけ足を上げて、その足が落ちていくスピードで、体重移動するというのを見つけました」

良いイメージを繰り返すことで、ピッチングに強い自信を持てるようになりました。

東海大星翔 水野右京投手(3年)「一球一球丁寧に投げていればそう簡単には打たれないと思うので、自分のピッチングを信じて夏の大会を戦っていきたい」

絶対的エース水野を擁する一方でチームが重視しているのは打力の向上です。

これは選手が考えた夏までに改善すべき21個の課題。1/3が打撃に関するものです。新チームなってから公式戦19試合で1試合平均得点はおよそ3.4と決して高くはありません。また、今まで3度夏の甲子園に出場するも全て初戦敗退。目標を高くしなければ初戦の壁を突破できないという思いから、目指すは、熊本大会での優勝はもちろん熊本県勢が未だ掴んでいない「全国制覇」、深紅の大優勝旗です。

東海大星翔 比嘉健太主将(3年)「第一シードだからといって堂々とするのではなくチャレンジャーという気持ちでいかないと足をすくわれるので、一試合一試合勝って全国制覇につなげたい」