「正直言って困惑している」
減額に賛同する市議:
「民意をしっかり受け止めながら一度立ち止まり、将来の登米市の身の丈に合った未来像を描く必要がある」
修正案に賛同する市議:
「仮称・地域交流センター整備計画は、まさに登米市のこれからの未来をつくる拠点となる」

討論の後、議員側が出した修正案(7億6500万円を元通りにする案)について採決が行われました。その結果、「賛成15反対8」となり議員側が出した修正案が可決されました。熊谷康信市長が掲げる「地域交流センター白紙撤回」は議会からNOを突きつけられた格好、議会としては建設推進の立場を改めて明確にしたことになり、148億円の「ハコモノ」を巡り、新市長と議会は対立する構図となりました。

熊谷康信新市長:
「正直に言って困惑している。議会に対しどのような説明をしていけばいいのか検討していきたい」
登米市民:
「(議会の判断は)ちょっと残念。熊谷市長には政治姿勢をそのまま貫いてほしい。そのために投票した」
登米市民:
「施設を作った方がいい。図書館であり何であり私たちが集まって話ができる場が絶対必要」

熊谷市長は、議員への説明を続けると共に、次の議会で再び減額の補正予算案を提出することも検討していますが、市民の間でも意見が分かれる「地域交流センターの是非」現段階では先行きが不透明な状況です。