12球団が注目する半田キャプテン。
なぜ甲子園出場ゼロの工大高野球部を選んだのでしょう?

半田 恵太キャプテン
「強豪校とかに行ってしまうと、練習が9時までとか、夜ずっとあったりとか、朝も例えば6時半からとか、そういう環境でやるってなったら、勉強がおろそかになってしまうっていうところがあって…。勉強と野球を両立させるためにどれだけ良い環境を作れるかってなったときに工大高が一番良いんじゃないかと思って選びました」

半田キャプテンが在籍しているのは、工大高全体の1割にも満たない成績上位の生徒が集まる特別進学コース(=スペシャルスーパーセレクションコース)。真摯に学業に取り組む姿勢は担任からも高い評価を得ています。

嶽 祥吾先生
「全体の中でも非常にがんばって一生懸命自分なりに成績を上げて、非常に優秀にやっている生徒だと思います」

授業と部活に加え週の半分は塾にも通うキャプテン。
そんな「文武両道」球児の視線の先には、昼休みにも教科書がありました。

親友や同級生からはこんな声が。
「めっちゃ勤勉って言うか真面目です」
「(彼は)文系ですけど、数学も(理系の)自分より出来ますから。尊敬でしかないです」
「クラスのことも率先して動いてくれる」
「文武両道がなっててすごいな」

自ら目標に定めた文武両道を究めつつ、磨いたポテンシャルは50mを6秒で走る走力と5割に迫る出塁率。