21日から秋の全国交通安全運動がはじまります。日没が早まる秋から冬は、重大な交通事故が増えることから、警察は早めのライト点灯を呼びかけています。

広島県内の交通事故による死者数は、1月1日から9月18日までに42人で、去年の同じ時期と比べて10人少なくなっています。しかし、例年、日没が早まる秋から冬に重大な交通事故が急増する傾向にあります。

警察庁によりますと、月別で見た全国の交通事故による歩行者の死者数平均は、夏至が来る6月は約55人だったのに対し、冬至の12月には約127人と倍以上となっています。

ライトの点灯は、視界を明るくするだけでなく、ほかの車や歩行者に自分の車の存在をアピールできます。

広島県警 交通企画課 宮庄律和警視
「夕暮れが早くなりますので、早めにライトを点灯していただき、また、夜間はハイビームをうまく活用していただきたい」

秋の全国交通安全運動は、21日から30日までで、取り締まりの強化や、早めのライト点灯などの呼びかけが県内各地でおこなわれます。