まちづくり、環境改善からのアプローチ

物流問題を解決するアプローチは「街づくり」にも。角井さんによると海外では「いかに荷物を届けるか」を考えた街づくりが進められていて、例えば、正面の大通りには車が止められないが、物流用の車両が通る裏路地を設けたりしているそうです。国交省は2017年に物流を考慮した建築物の指針を設けてましたが、日本の街や、集合住宅の現状はいかがでしょうか。

さらに外国人ドライバーの受け入れ検討や、配送のための一時停車を違反にしない措置を導入する考え方、さらに、平均年収438万円(中小型トラック)とされる賃金面の改善。何より働く環境そのものを見直すことが、持続可能な物流への道筋となります。(MBS「よんチャンTV」6月25日)