スポンサー問題は解決するのか 「すぐは難しいかも」

今回の株主総会でフジテレビ側が目指した目標の一つが「信頼とスポンサーの回復」でした。経済同友会の代表幹事も務めるサントリーホールディングスの新浪剛史会長は、総会前に「株主総会を見た上で(CM出稿などを)最終判断するのが一番いいのかな」と発言しており、スポンサー企業も今回の総会を注視していたことがうかがえます。
河西弁護士は、「企業は株主総会を通じてフジテレビが本当に再生できるのか、そして人権侵害のような問題が起こらない体制を徹底できるのかを見極めようとしている」と述べ、「逆に言うと、きょうの株主総会の結果で、すぐにスポンサーが戻るというのは難しいのかもしれない」と分析しました。
今後のもう一つの軸として、「良い番組を作るということです。広告効果をきちんと示していかないといかない。(ガバナンスとの)両輪がうまく回って初めて、スポンサーの信頼を再び得ることができる」としました。