「日枝体制」40年の終焉が決まった日「再生への一歩目」

フジMHDの定時株主総会では、露呈した「コンプライアンス問題」と、「スポンサー離れの問題」が焦点となりました。企業・メディア法務に詳しい河西邦剛弁護士は、「フジテレビを象徴するような日枝久さん。40年続いた体制が今日の株主総会をもって終わったこと。それが再生へのまず1歩目というような印象を受けました」と述べ、「再生を示せるか重要なチャンス」だと指摘しました。

河西弁護士は、選任されたフジテレビ側の取締役について、「今回の11人は旧経営者側が決めている。その決定プロセスに日枝氏は関わっていないが、その枠組みの中での選任だろう。もしダルトン側の取締役が1人でも入っていたら、外部から入るので、影響力はものすごく大きかっただろう」と話しました。