宮崎県高原町で26日朝、降灰が確認され、気象台は「新燃岳で噴火が発生している模様」と発表しました。
気象台によりますと、26日午前8時ごろ、宮崎県高原町役場より「降灰があった」と通報がありました。新燃岳で噴火が発生している模様だということです。
気象庁が設置している監視カメラでは、雲のため噴煙や新燃岳火口周辺の状況はわかっておらず、噴火に伴う微動や空振は観測されていません。
(霧島市民)「朝ラジオを聴いて(噴火を)知った。(霧島市に)降灰は特にない」

噴火が確認された22日以降、火山性地震は22日が416回、23日は54回、24日は845回、25日は343回、26日は午前10時までに156回観測し多い状態が続いています。
また、マグマの動きを示すとされる火山性微動は、22日から26日午前10時までにあわせて35回観測しています。
新燃岳は23日から「入山規制」の噴火警戒レベル3が続いていて、気象台は火口から概ね3キロの範囲で大きな噴石に、概ね2キロの範囲で火砕流に警戒を呼びかけています。