氷をたくさん食べる→「貧血」かも “自覚のない出血”がある場合も…
「氷をたくさん食べてしまう」となった時、まず疑うべきは「鉄欠乏性貧血」で、治療法としては、内科や血液内科を受診して鉄剤を処方してもらうのが基本だといいます。手当てをすると割と早く良くなり、鉄分の不足さえ満たされてしまえば「氷なんて、何だったんだろう」というくらいに治るということです。
ただ、中には「自覚のない出血」があって、氷を食べている場合もあるということです。
「『氷を食べる』ということは『鉄分が足りていない』ということ。表面に見えていない、自覚のない出血がある時には、病気が隠れている場合があります。氷を異常に食べたくなるということは、体からのサインかもしれません。気になることがあれば受診してほしい」と廣瀬さんは話しています。
もし、自分や家族が氷を無性に食べたくなる症状がある場合は、単なる癖と軽視せず、体からのSOSかもしれないと考え、専門医に相談することが大切です。早期発見・早期治療で、氷食症は改善することができます。
取材:TBSテレビ コンテンツ編集部・小林 愛
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〈プロフィール〉
廣瀬知二さん
伊東歯科口腔病院
訪問診療部長
歯科医師
昭和60年 北海道医療大学歯学部卒
平成元年 広島大学大学院歯学基礎系歯科理工学専攻修了
歯学博士

















