なぜ氷を食べたくなる?その原因は「解明されていない」
氷食症の原因は完全には解明されていませんが、例えば、口の中で灼熱感を感じたり、体内のイオンバランスが崩れたりすることが関係しているという説もあるそうです。
最も有力な説は「鉄欠乏性貧血」との関連です。
氷食症は思春期や40代の女性に多く見られ、その場合、鉄欠乏性貧血が疑われます。鉄欠乏性貧血の原因を調べると、婦人科系の疾患での出血があったり、痔や潰瘍性大腸炎だったというケースもあるといいます。
特に思春期の女性だと、こっそり隠れて氷を食べる傾向があるので、医師には「歯が折れた・欠けた」「顎の関節がおかしい」と相談するものの、聞き取りの中で「硬いものを食べすぎていないか」「カリカリするものを食べていないか」と聞くと、「氷をたくさん食べてしまう」という話が出てきたこともあるということです。
疫学調査はないということですが、鉄欠乏性貧血による「氷食」は“暑いから”などの季節に関係なく続くと考えられているということです。
【もしかしたら氷食症かも?チェックリスト】
□1日に製氷皿1皿以上、氷を食べる
□少なくとも1か月以上にわたり、毎日大量の氷を食べている
□暑さを感じていなくても、氷を食べたくなる
□氷を噛み続け、歯に痛みを感じている
□めまいや貧血症状がある
□寝つきが悪い
□口の中の温度が高く、冷たいものを欲する

















