管理職の悩み どう解決?重要なのは“問いかけ”

そのヒントが、こちらの会社に。企業の悩める管理職に対して、プロコーチによるコーチングを提供するmento(メント)です。

メント 木村憲仁CEO
「定期的に1on1で、オンラインでお話をさせていただいていて、ご本人の中から答えを導いていくような対話を行っています」

そのコーチングを早速実践してもらいました。

コーチの寺田さんに相談するのは、10人の部下を抱える大手製造業の管理職Aさんです。相談内容は、半年前に立てたチーム目標をどう振り返るか。

大手製造業 管理職Aさん(40代)
「膝を突き合わせてやれる会を作りたいなと。最初にいきなり集まるのか、事前に何か考えてきてもらったうえで集まるのか」

プロコーチ 寺田貴哉さん(52)
「それぞれを想像したときに、どんな場になりそうかを想像して言葉にしてもらっていいですか」

管理職Aさん
「準備を全くしないのは、ハードルは低いかなと。逆にもう1つのパターンは、『(仕事が)降ってきたな』と」

コーチの寺田さんは、質問を繰り返します。

プロコーチ 寺田さん
Q.いまどういう風に組織は見えている
Q.口に出してもらうとどういう課題
Q.どんなものを伝えたい

管理職Aさん
「ポジティブに臨んで欲しいという思い」

約20分間のコーチングを終えたAさん。
相談の結果、部下に事前課題を与え、半年間を振り返ることにしました。コーチの寺田さんは、相手の話を聞いて“問いかけ”が重要だといいます。

プロコーチ 寺田さん
「僕自身は良い問いを設定するか、ということに尽きると思っていて。その問いを使うことで、クライアントが自ら考えて、考えたことを口にする。これがすごく大事」

寺田さんが担当する管理職は15人。ただ、プロコーチが本業ではないそうです。