コメの価格高騰が続く中、大分県内ではスーパーのイオンでも25日から備蓄米の販売がスタートしました。少しでも安いコメを手に入れようと、開店前から長蛇の列ができました。

イオン九州は今週に入り入荷の目途がたったとして、県内で初めてパークプレイス大分店で25日から随意契約で放出された備蓄米の販売を開始しました。入り口には300人以上が列を作り、開店時間が15分ほど早まりました。

25日用意されたのは2022年産の古古米2000袋で5キロ税込み2138円。午後5時半すぎにすべて完売しました。

(利用客)「やっぱりうれしいですね、通常買うより半値ですので、このまま続いてくれたら良いなと消費者としては思っていますけど」「もち麦とか混ぜたりして、ちょっとかさまししながら炊いていたんですけど、やっとこれで白米を食べられるかなと」

農水省によりますと、6月15日までの1週間に全国のスーパーで販売されたコメの平均価格は前の週より256円下がって5キロ3920円でした。

実際に大分県内の店頭では、「新米」が4000円台、「古米」が3500円前後で販売されていました。

イオン九州によりますと、価格の下落傾向はまだ見られないということで、価格の安い備蓄米やアメリカ産のコメの売れ行きが伸びていると話します。

(イオン九州大分南営業部長・木島修一さん)「できるだけお安くお買い求めになりたいと言った部分が伺えるので、積極的に備蓄米の販売に取り組んで、お客様のお困りごとの解消をしていきたい」

備蓄米について、イオン九州では今後のスケジュールは未定だということで、準備が整い次第、速やかに次の販売を目指すとしています。