2025年度で閉校する青森市の小学校の子どもたちがねぷたのアトリエを見学し、制作について理解を深めました。
青森市浪岡にあるねぷたのアトリエを訪れたのは本郷小学校の子どもたちです。
この場所で活躍する弘前市出身のねぷた絵師・山谷寿華さんは2003年、24歳の時に弘前ねぷたまつりでデビューし、4人の弟子を持つ指導者です。
子どもたちは縦4メートル30センチ、横5メートル80センチの鏡絵を前にして懸命に撮影を試みたり、ねぷたで使う紙を実際に触れたりしていました。
※ねぷた絵師 山谷寿華さん
「(紙を引っ張る)横にひけば破れません。ただ方向によっては破れます。でもこのくらいの強度があります」
※児童は
「いつも書いている紙より全然 硬くて驚きました」
「閉校してしまうけど、今年のねぷたをたくさん楽しみたい」
本郷小学校は2026年3月に閉校し、浪岡南小学校と統合することが決まっていて本郷小学校としての祭り参加は今年が最後となります。
※ねぷた絵師 山谷寿華さん
「最後ではない思いで子どもたちはこれからなので、我々も子どもたちを支えていく思いも含めて、さらに地域の活動が盛り上がってくれればいいと思う」
山谷さんは子どもたちに、ねぷた制作に興味を持ってもらうため、今後もアトリエ見学を受け入れることにしています。