青森県独自の大玉サクランボ「ジュノハート」の初競りが24日八戸市の青果市場で行われました。このうち最高等級の「青森ハートビート」は最高値で1箱40万円で競り落とされました。

初競りには1箱15粒入りのジュノハート37箱とさらに実が大きい上級ブランドの「青森ハートビート」が8箱などが上場されました。

ジュノハートは去年は天候不良で不作に見舞われましたが、ことしの収量は去年よりも多いと見込まれています。

24日の最高値は青森ハートビート1箱で40万円、1粒あたりに換算すると2万7000円です。

※最高値で競り落とした やまはる中野正信社長
「初競りで一番手を落とすことができて、非常にほっとしている。ことしは5Lサイズがなく、4Lサイズで、そのへんの価格に落ち着いた」

最高値で競り落とされたサクランボは市内の老舗料理店で振舞われるということです。

※八戸市の老舗料理店 城前有輝さん
「木箱に入っている宝物ですよね、ハートビート。その中からお客様自身でこれだというものを選んでとっていただくという魅力をお客様に伝えていきたい」

※JA八戸さくらんぼ専門部 留目秀樹部長
「ことしも高値で落札されてほんとうに感無量です。ここまで評価してもらえたのは、生産者にとってはとても励みになると思います」

初夏を告げる旬の味覚はさっそく店頭にも並びました。青果店のやまはるでは旭ヶ丘店で競り落としたばかりのサクランボを販売すると訪れた客が関心を示していました。

※利用客
「実際にみるのは初めてだから大きいね、おいしそうだね。すごい」
※「おいしそう」 「おいしそうだね」
「宝石みたいですね、ピカピカしていて別格ですね」

デビューから7年、県がブランド浸透を期待するサクランボが初競りから吉報を届けています。