宮城県大崎市のため池では、地元の小学生が絶滅危惧種に指定されているシナイモツゴを放流しました。

大崎市鹿島台にあるため池では、鹿島台小学校と美里町の小牛田小学校の4年生およそ100人が、1年間、自分たちで卵から飼育し5センチ程に育ったシナイモツゴ、およそ200匹を放流しました。シナイモツゴはコイ科の淡水魚で1916年にこの地区の「旧品井沼」で発見されたことからその名前が付けられ、現在は環境省が定める絶滅危惧種となっています。児童たちは別れを惜しみながら、元気に泳ぐシナイモツゴを見送っていました。

放流した児童:
「元気いっぱいに育ってほしい」
放流した児童:
「シナイモツゴがたくさんいる沼になってほしいと思った」

この取り組みは、ため池の生態系保護に取り組むNPO法人が、環境教育活動の一環として学校などと連携し2002年から実施していて、これまでにおよそ6000匹を放流しています。