青森県弘前市の名誉市民で画家の故・佐野ぬいさんの企画展が県立美術館で開催されることが発表されました。
県立美術館は23日の会見で、企画展「佐野ぬいまだ見ぬ「青」を求めて」の開催を発表しました。
1932年に弘前市百石町に生まれた佐野さんは、女子美術大学で後進を指導しながら創作活動に取り組みました。
青を基調とした抽象画で「青の画家」と称され、2015年に弘前市名誉市民となり、おととし、90歳で亡くなりました。
会場には、14歳の時に描いた作品『かくは入口』から亡くなる前の年に描いた『セルリアンブルーの街』など100点以上の作品が展示され、佐野さんの画業70年を超える歩みをたどることができます。
※青森県立美術館 菅野晶美術統括監
「(佐野ぬいさん本人から)この美術館が1番自分の作品が映えると思うという感想をいただいておりまして」
「(その)お言葉に恥じない展示をして皆さまにも見ていただきたいと思っております」
企画展は、7月19日から10月13日まで開催され様々な絵の具を混ぜてオリジナルの「青色」を作るワークショップも開かれます。