「私をこんな体にしてどうしてくれるんですか。責任をとってください」
「私を生まれ変わらせてください。しゃべらせてください。話せるようにしてください」

ステージから戻った古山さんの手には、レゾナックの高橋社長に宛てたあの手紙がありました。
式典の合間、面会を断られた社長に手紙を渡すことができました。

手紙を渡した古山さんは静かに微笑んでいましたが、その古山さんの思いを高橋社長はどう受け止めたのか。私たちは社長に聞こうとしましたが、高橋社長は報道陣の問いかけに答えることのないまま、式典終了後に会場を後にしました。
