バレーボール世界最強国決定戦『ネーションズリーグ2025』。女子日本代表はアジア最大のライバル中国に1-3で敗れ2連敗。世界ランキングも逆転し、日本は5位から6位に、中国は6位から5位に浮上した。この試合の解説を務めた元女子日本代表の石井優希(34)さんに試合の振り返りと次戦22日(日本時間)チェコ共和国戦(世界ランク13位)の見どころを聞いた。※世界ランクは日本戦終了時点

南波雅俊TBSアナウンサー:
ネーションズリーグ中国との戦いを今終えたばかりですが、いやあ、ちょっと悔しいですね。
石井さん:
悔しいですね、やっぱり敗戦は悔しいです。
南波アナ:
1セット目、2セット目、かなり中国に差をつけられてたんですけど、第3セットからガラッとね、変わって。
石井さん:
正直1、2セット目終わって、どうしよう、どうやって展開切り替えるんだろうっていうところは思ってたんですけど、でもガラッとメンバー変わって、新しい風を吹かせてくれて、北窓絢音選手、今日初得点から前衛まですごい活躍だったので嬉しいです。
南波アナ:
北窓選手のインタビューが非常に初々しくて好感を持ったんですけど(笑)
石井さん:
こうやって(両手で握って)持ってましたよねマイク(笑)
南波アナ:
素敵だなと思いましたけど、同じ久光の後輩でもありますけれども、改めてここからの代表として、選手としてもそうですし今大会ももちろんそうなんですけど、今後の代表選手としての成長に向けて何か期待することあれば。
石井さん:
そうですね、やっぱり日本はサーブレシーブとディフェンスっていうのは絶対大事なので、北窓選手は強みを持ってるので、さらに攻撃力っていうところと自信。攻撃での自信っていうのは、もっとつけた…なんか上からみたいになるな(笑)
南波アナ:
全然ですよ(笑)チームの後輩なので全然全く。
石井さん:
(自信)ついてるかもしれないですけど、もっと攻撃も自信ですって言えるぐらいだったらもう最強だなというふうに思いますね。
南波アナ:
なるほど。あと今日のゲームでは中川つかさ選手が試合に出てからトス回しが非常に見事だったと思いますけど。
石井さん:
元々本当に上手いトス、組み立て上手い選手だなと思ってたんですけど本当にミドルをたくさん使って。中国、ブロック高いじゃないですか、ミドル使うのって怖さもあると思うんですけどそこをうまく荒木彩花選手も山田二千華選手も使ってましたし、バックアタックも絡めて、本当に9m幅をうまく使ってたなっていうふうに思います。