トカラ列島近海で21日朝から地震が相次ぎ、十島村の悪石島では最大震度2を観測しています。気象台は今後の地震活動に注意するよう呼びかけています。
気象台によりますと、トカラ列島近海では21日午前8時すぎから地震が相次ぎ、十島村の悪石島では震度1以上の揺れをこれまでに6回観測しています。
このうち、午前9時2分ごろの地震では悪石島で震度2を観測し、震源の深さはおよそ20キロ、地震の規模を示すマグニチュードは3.2と推定されています。いずれの地震も津波の発生はありませんでした。
トカラ列島近海では、2021年12月に悪石島で震度5強を観測する地震が発生し、2023年5月にも十島村・中之島で震度5弱を観測する地震が起きています。
気象台は、21日の一連の地震について、陸のプレート内で発生したとみていて、「トカラ列島近海はこれまでも地震が続発したことがあり、今後の地震活動に注意してほしい」としています。